成功した企業ブランディングの事例

あなたの会社は企業ブランディングについて意識できているでしょうか。

ブランディングとは文字通り、自社のブランドの価値を創造し競合他社と差別化を行う経営の手法を指します。

商品のデザインやブランドロゴなどの視覚的なものから会社の長所や特徴など内容的なものまで様々な要素が組み合わさりブランドは形成されます。

とは言ってもあまりピンと来ないと思いますので、具体的な事例とその手法をお話していきます。

もくじ

・ブランディングのできてない企業がブランディングをしている企業に勝てないワケ

・事例1 商品ブランディング(レッドブル)

事例2 サービスブランディング(スターバックス)

・事例3 企業ブランディング(星野リゾート)

・まとめ

ブランディングのできてない企業がブランディングをしている企業に勝てないワケ

企業において、企業ブランディングは必ず行わなければいけないわけではありません。企業ブランディングを考えていない企業も世の中にはごまんとあります。

では、なぜ企業ブランディングを行うのでしょうか。

企業ブランディング最大の目的は『差別化』です。

企業ブランディングがうまくいくと集客や販促、宣伝などありとあらゆるシーンで競合他社との差別化ができ、優位に立つことができます。

企業ブランディングを行うということは、自社がターゲットからどのように思われたいのかが明確になりターゲットの市場から「○○といえばあの商品」と根付かせることができます。

事例1 商品ブランディングの手法(レッドブル)

一つ目の成功事例はレッドブルです。

レッドブルは1978年にオーストリアで生まれたブランドで、日本に参入したのは2005年と比較的最近の話です。

主力商品はエナジードリンク。しかしレッドブルが成功したのは製品の価値よりも、企業ブランディングの手法よるものがもっとも大きな比率を占めています。

TVCMでは「タウリン 1000mg 配合」や「カフェインゼロ」などの製品特徴は一切発信せず、「レッドブル、翼を授ける」というブランドのキャッチコピーを言うのみです。

にもかかわらずレッドブルが成功したのは明確な「ターゲティング」と「ポジショニング」によるものです。

社会人が仕事のために愛飲する栄養ドリンクではなく、若者層を狙ったイベントを打ち出したり、協賛するスポーツイベントもストリートカルチャーなど若者に人気のものに特に力を入れています。

エキサイティングな毎日を過ごす冒険者に翼を授けるという独自のポジショニングも確立しました。

まだ浅い歴史ながらも若者をターゲットに据えて、独自の役割を築き上げたレッドブルの手法はエナジードリンクの企業ブランディングとして見事に成功した事例の一つです。

事例2 サービスブランディングの手法(スターバックス)

二つ目の成功事例はスターバックスです。

スターバックスは1971年にアメリカ合衆国のシアトルで誕生したコーヒーブランドです。

世界各国に展開するシアトル系のコーヒーチェーン店でしたが、実は2011年からスターバックスのブランドロゴから「Coffee」のロゴが消えています。

スターバックスのブランドアイデンティティは「人々の心を豊かで活力のあるものにするために。ひとりのお客様、1杯のコーヒー、そしてひとつのコミュニティから」というもの。ここからもスターバックスにとってのコーヒーはあくまで手段であり、本当の目的は人の心を豊かにすることです。

そのため、スターバックスはコーヒービジネスではないという想いも込めてブランドロゴから「Coffee」の文字を外し、企業ブランディングを明確に示しています。

スターバックスが最も大切にしていることは人と人とのかかわりであるため、顧客接点であるバリスタの育成に力を入れています。

アルバイトでも1人80時間の教育を行うなど、飲食店としては異例の長さです。その内訳にはコーヒーの淹れ方や掃除などの業務内容だけでなくブランドアイデンティティにも多くの時間を使っています。

結果として顧客は店内の居心地の良さに惹かれファンになります。

これらの積み重ねはスターバックスの手法は「広告宣伝を行わずに確立したサービスブランディング」の成功事例へと導きました。

事例3 企業ブランディングの手法(星野リゾート)

星野リゾートは「星のや」「界」「リゾナーレ」など国内外で宿泊施設を運営する企業です。

実は星野リゾート自身で保有している宿泊施設は一つもなく、あくまでリゾート運営に特化した企業です。2019年の取引高は552億円で、日本ホテル宿泊客満足度調査(株式会社J.D. パワー アジア・パシフィック)でも1位を獲得しています。

創業者の星野佳路氏は、元々は温泉旅館の運営をしていましたが1995年に社名を星野リゾートに変更。

「お客様にサービスを聞くのではなく、自分のこだわりをサービスにしていく。」をブランディングアイデンティティとして掲げ、当時のホテル業界のお客様に合わせるだけのサービスにはない立ち位置を確立していきます。

星野リゾートが運営する宿泊施設の特徴は、その土地だからこそできる非日常が味わえるというものです。

例えば「青森屋」ではスタッフの8割が地元出身で方言を使う、本物のねぶたが見られる、りんごのガチャポンがあるなどスタッフ発案の青森ならではのサービスを行っています。

自分たちのこだわりを体験してもらうという新しい形の「ホスピタリティ」を開拓し、独自の定義をもって成功した星野リゾートの手法は企業ブランディングの成功事例として挙げられます。

まとめ

今回は企業ブランディングの手法として3つの成功事例を挙げました。

業種が違っても参考になる部分はあったかと思います。

企業ブランディングにおいて、今回紹介した企業はどれもブランドアイデンティティを大切にしていました。

ブランドアイデンティティを大切にすることは大切です。それは自身のブランド力を高めるための条件で、その積み重ねがブランドを作り上げ、より強固にしていきます。

ですが、実は長い活動を積み上げなくても自社のブランド力を底上げし、権威や説得力を持たせる「実績」を入手できる裏ワザがあります。

それは、あなたの会社が日本記録を持つことです。

競合他社に負けない最強の武器として日本記録は有効です。

自身の企業ブランディングを強化するために、アイデンティティを確立させた後は日本記録に挑戦してみてはいかがでしょうか。